対策はあるの?出会い系サイトとリベンジポルノ被害

最終更新日: 2017年6月28日 |

revenge振られた相手の卑猥な写真画像や動画を嫌がらせ目的でネットに流出させるという卑劣な行為「リベンジポルノ」が増え続けています。TVや新聞、週刊誌等でこの言葉が広まったことで気をつけようと心がけている人もいるかと思いますが、その一方で別れた相手を困らせる悪質な手口の情報としても広まってしまったところが残念ながらあるようです。

出会い系サイトで知らない相手と出会う私達にとっては他人事ではないリベンジポルノ、今回は未然にリベンジポルノを防ぐにはどうしたらよいかを一緒に考えていきましょう。

  1. 被害に遭いやすい、特に注意するべき人たち
  2. メール交換で信頼できる相手と判断しても送らない
  3. リベンジポルノは犯罪である
  4. リベンジポルノ対策

被害に遭いやすい、特に注意するべき人たち

どのような人たちがリベンジポルノ被害に遭っているかといいますと、やはりスマホで撮影・SNS等のサイトに投稿を日常的にしていてリスクについては何となくわかっているつもりだけど、それに勝る好奇心で危機感が薄れている10代の被害者が多いようです。これについては、規制法により年齢確認を必要とする出会い系サイトよりも、そうした制限が比較的緩い無料通話アプリ等を介しての被害が目立つようです。

では、出会い系サイトは安心かというと決してそうではなく、10代の若者に限らず、大人、さらには中高年でも、異性と出会い恋愛関係になれば、心浮き立つ最中のメールでの写真交換時にリベンジポルノのリスクに頭が回る人はほとんどいませんし、出会い系サイトでは既婚者も出会っているという実態がありますから、リベンジポルノのリスクという点では大人同士での出会いでも同じ、もしくは社会的ダメージという点では大人同士の方がはるかに影響が大きいかもしれません。

メール交換で信頼できる相手と判断しても送らない

出会い系サイトで出会った相手とメールのやり取りをし、「信頼できる人だと思ったから。」、「実際会ってリベンジポルノを絶対しないようなすごく誠実な人だったから。」という理由で安心して2人だけの秘密の写真として愛する相手だけにしか見せられないような恥ずかしい写真を送るという人もいるかもしれません。しかし、リベンジポルノをする人全てが最初からそうしたことをするような人格であるかというとそうではありません。お互いの関係がうまくいっている時までは本当に誠実を絵に描いたような人であっても、振られた恨みで人が豹変してしまうというのは、人間である以上決して珍しいことではありません。

例えば、凶悪な事件の犯罪者について、「あの人がまさか…」というような周りの人たちの反応をニュースでも良く目にしませんか?そのようなニュースを私達は自分とは関係のない遠いどこかのお話として受け取っている節がありますが、誰かと関わって生きていく限り、決して他人事ではないということを自覚しておかなければならないでしょう。

リベンジポルノは犯罪である

リベンジポルノについては2013年に起こってしまったリベンジポルノという言葉が周知されるきっかけともなった事件の被害者が女性であったこともあり、加害者は男性に多いイメージがありますが、実は女性がリベンジポルノをするケースの方が多いという調査結果が出ています。浮気する男性への制裁としてする場合も多いのではないだろうかと思いますが、実際、以下にあるようにリベンジポルノは犯罪として加害者が罰せられています。

・裸の写真をサイトに投稿
⇒名誉毀損きそん罪
・写真や動画をネット上にアップすると脅す
⇒脅迫容疑で逮捕

ちょっとした仕返しのつもりだったという人もいるかもしれませんが、自分が相手に同じことをされたらと想像したら、ことの重大性、悪質性は理解するのは難しくないはずです。被害者になることを未然に防ぐのはもちろんのこと、万が一でも自分が加害者になってしまうかもしれない可能性を考えて、相手からも卑猥な写真画像を受け取らない、保存しないという策をとっておくことをおすすめします。

そして、リベンジポルノは相手も自分も不幸になる誰も幸せになれない哀れな行為だということを今一度胸に叩き込んでおきましょう。

リベンジポルノ対策

自分でできる対策としては、まず「(顔がわかる)卑猥な写真を相手に送らない。」というのが一番です。好意を持っている相手から「○○ちゃんの○○な写真を見たいから送って欲しい。」、「好きだから見たい。」、「俺だけが見るようだからいいでしょ?」というようなことを言われても、絶対に送らないことを徹底することが大事です。断って関係が終わってしまうことを恐れる必要はありません。嫌がることを強要して相手が断ったからとそんなことで関係を絶ってしまうような相手なら早めに縁を切った方が良いです。耳障りのいいようなことを並べていても、そうした時に人の本性というのはでますから、断る時は相手への好意がすぐにゼロになることは難しいですから断るのもしんどく感じると思いますが、むしろ相手の本性がわかって良かった出来事だと後でわかる時がくるでしょう。

また、特定の相手に送る以外にも「(顔がわかる)卑猥な写真をサイトに投稿しない。」というのも大事です。一時的な好奇心で投稿してすぐに削除してもそれを閲覧した人の中の誰かが既に保存している可能性は十分にありますから、画像がアップされている時間が長ければ長いほどもちろんリスクが高くなるということはいえますが、短時間で削除したら大丈夫かと言えば決してそうではないということを認識しておく必要があります。

行政側の対策としては増加傾向にあるリベンジポルノを問題視した自民党がリベンジポルノ規制の新法制定の成立を目指し動いています。(2014年2月時点)

関連記事のカテゴリ
詐欺 / サクラ被害 / トラブル回避

女性が安全に出会い系サイトを利用する為に、事前に知っておきたい出会い系最新情報をより多くのみなさんとシェアするため、各ソーシャルメディアで共有していただけると幸いです。

  • 0
  • 0